年頭あいさつ(2020年)

新年あけましておめでとうございます。

昨年10月に関東地方を襲った台風19号による被害状況は、連合栃木組合員の家屋の倒壊2件、床上浸水316件、床下浸水288件、車水没173件と甚大な被害に見舞われました(2019年10月31日現在)。栃木県内で4名の尊い命が奪われ、亡くなられた皆様のご冥福と被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げます。連合栃木は、直ちに「災害対策本部」(10月15日設置)を立ち上げ、組合員の安否確認をはじめ復旧に向けて各地域協議会と連携し、ボランティア活動を行いました。参加いただきました皆様に感謝を申し上げます。一日も早い復興に向けて引き続き連合栃木全体で支援をしてまいりますのでよろしくお願いします。

さて、連合栃木は今年で結成30年を迎えます。今年度のスローガンは、“私たちが未来を変える~安心社会に向けて”とし、ビジョンには「働くことを軸とする安心社会-まもる・つなぐ・創り出す」を掲げ、運動を展開します。「まもる」に関しては、雇用を守ることは勿論のこと、今から30年前に労働戦線統一、働く仲間の想いが同じならば大きな塊になろうと結集した「熱い想い」を忘れることの無いように行動していきたいと考えています。「つなぐ」については、その熱い想いを次代につなぎ、現下の労働環境は決して安閑とする状況に無く、このまま子や孫につなぐことは出来ないと感じています。引き続き安心して暮らし働ける社会をめざし取り組む所存です。更に「創り出す」については、ここ数年をみても、世界の情勢、そして第4次産業革命といわれ労働環境が大きく変化している中、組織力を活かし、時代に即した流れに対応するために、新たな運動にも果敢に挑戦していきます。それには仲間も増やしていかなければなりません。組織拡大では「13万連合栃木」を目指し、構成組織、地域協議会と一体となり総力をあげて取り組んでまいります。

また、いよいよ今年の4月から働き方改革“同一賃金、同一労働”が開始されます。それに備え今や雇用労働者の4割となっている有期・派遣・パート・アルバイトで働く方々や若者、女性を支援するため、労働相談の充実・強化を図ります。

連合は「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざし、「地域に根差した顔の見える運動」を引き続き展開してまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。