今年のゴールデンウイークは、コロナ感染症の規制が全国的に解除されたこともあり、ご家族で行楽地に出かけるなど、満喫された方が多かったのではないでしょうか。県内各地では、足利フラワーパーク、佐野アウトレット、日光や那須の観光地、3年ぶりに開催された益子陶器市など、人出は昨年の1.3倍だったとビックデータが分析しました。気になる感染症の状況ですが、栃木県と宇都宮市は12日新たに計408人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。栃木県は、感染者数は高い状態で推移しており、引き続き警戒が必要と示しています。また、厚生労働省は、成田空港に着いた男性3人がオミクロン派生株の「BA・4」と「BA・5」に感染しているのを確認したと発表しています。現在国内の流行の主流となっている「BA・2」より感染力が強いとの試算があるということです。栃木県医師会稲野会長氏によりますと、今後の感染症の傾向として、感染力は強まりますが影響力は弱まっていくと述べています。だからと言ってコロナ禍前の様な状態に戻るには時間も要すると認識しています。引き続き感染症対策に努めてまいりましょう。
さて、今月は芸能界から衝撃的なニュースが飛び込んできました。テレビ、映画などで活躍されていた俳優、お笑い芸人の相次ぐ訃報です。お二人とも元気な印象が強く、信じられなく驚きました。コロナ禍の中で仕事は、少し減っていたようですが、残念としか言いようがありません。今回の件に関し、コロナ禍になぞらえて、ある放送作家が次のようなコメントを発信しています。「人を死に追い込ませる。そんな事態を引きおこすほどのコンプライアンスが、果たして本当に必要なのか。コロナを封じることが重要であるという風潮がはびこり、ことさらに留意しなければ犯罪者扱いされる」。コロナ禍の本質を突きつけられているような気がします。
亡くなられた芸人の方は、東日本大震災の時ガソリンの買い占めが起きて、ガソリンが不足してしまった時に、ツイッター仲間が「どうぞどうぞ」というギャグを見習って、「どうぞどうぞ」とゆずり合うことを呼びかけていたそうです。コロナ感染症で街からマスクや消毒液が消えたときも、まず必要な人からと、と呼びかけられたそうです。人柄が伺えるお話で本当に残念です。謹んでご冥福をお祈りいたします。
お二人は共に60代で私と同じ年代です。亡くなられた理由は判らないのですが、50代、60代になると、男性更年期障害の場合があるそうです。眠れない、体の痛み、筋力低下、イライラする、気分の落ち込みなどがある場合は、疑ってもよいようです。対策としては、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事、ストレスを減らす、友人・異性と会話をする。適度な運動が効果的だそうです。過度な運動をすると男性ホルモンが減ってしまい、逆効果になってしまうそうです。
私たち労働組合として出来ることは何でしょうか。その対策の大部分は、個々人に委ねられますが、いま、孤独を感じている人が多くなっていますので、1人にしない、会話を大切にするということが求められています。コロナ禍でコミュニケーションは希薄になっていますが、職場の中で悩んでいる方がいないか、点検をお願いします。連合栃木では、労働相談・法律相談を行っています。遠慮しないでお電話下さい。電話0120-154-052です。詳しくは、連合栃木のホームページをご覧下さい。