年が明けて、オミクロン株の猛威にさらされ、まん延防止等重点措置1都13県が新たに追加されました。トンガでは海底火山噴火と津波が発生して詳細は明らかになっていませんが、犠牲者も出ているようです。亡くなられた皆様のご冥福と、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さて、今日は大寒です。「二十四節気」の一つで第24番目にあたり、日付は、近年では1月20日または1月21日であり、年によって異なるそうです。「大寒」の朝の水は不純物が少なく体に良いなどの理由から、容器などに入れて保管する家庭もあるそうです。また、大寒の卵、寒卵は、栄養分が多く健康に良い、金運が上がるなどの理由から人気があり、近年買い求めるお客様が多くなっているということです。今年の冬は例年に比べ寒いと感じますが、皆さんはいかがでしょうか。今年はラニーニャ現象の影響で、平年より寒いようです。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象のことで、日本気象協会は、1~2月の関東甲信越地方の気温は平年より低く、降水量も平年より多いと発表しています。寒い日が続きますので、十分な防寒対策をして、栄養分の高い卵を食べて過ごしてください。栃木県は、冬の死亡率が25%とワーストとなっています。「長生き」したいなら室温18℃といいますが、特に、心臓血液疾患、循環器疾患のある方などは、暖かい家の中から外出するときや、家の中でもお風呂場やトイレなど、気温変化には十分注意していただきます様お願いします。
この冬は寒い日が続き、降水量も多いということであれば備えが必要になるのが車の降雪対策ですが、積雪や凍結時の通行規制は、都道府県ごとに内容が異なります。東北や北海道は、雪道走行があたりまえなので、スノータイヤを全車輪に装着又はタイヤチェーンを取り付ける等滑り止めの措置を講ずることと規制されていますが、関東地方などでは、タイヤチェーンを取り付ける等して、滑り止めの措置をすることとしています。昨年末の大雪で、首都圏ではスノータイヤを装着している車が少なく走行不能となり、立ち往生したという話がありました。栃木県では、冬タイヤを装着していない車を探すことが困難なほど、ほぼ全ての車がスノータイヤを装着しています。しかし、スノータイヤを装着していればいいかというとそうではありません。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面を安全に走行するために開発された柔らかいゴム素材でできているタイヤです。スタッドレスタイヤには、プラットフォームというマークがトレッドの溝についています。このプラットフォームは、タイヤの溝が50%まで摩耗すると露出するようになっています。このプラットフォームが露出した場合は交換するようにしてください。冬だけ使用して、春から秋は車庫に保管する場合は、保管の仕方にも注意する必要があります。雨風を防げる日陰で日光が直接当たらないように保管してください。スタッドレスタイヤを保管する場合の置き方は、寝かせて積み上げるのが一般的です。一番下にビニールシートをひいて、タイヤとタイヤの間にはダンボールを挟むなどの工夫をしてください。タイヤ用のラックを使う場合は、使うラックによっては時々回転させてトレッド面が変形しないようにする必要があります。
最後にもう一点、スタットレスタイヤを装着しているからと言って、過信してはいけません。急発進、急ハンドル、急ブレーキは事故のもとです。交通事故の無い明るい社会を築くためルールを守り安全運転に心がけましょう。