立憲民主党代表選結果について


今日から12月です。師走と言われるように、お歳暮・年賀状・大掃除など何かと忙しい時期です。毎年この時期に重大ニュース、流行語大賞など発表もありますが、今年1年コロナ感染症の対応で苦慮したことが昨年に続き、強く印象に残ったという方も多いのではないでしょうか。そして今、新たな変異株(オミクロン)感染者が日本で確認され、懸念が広がっています。栃木県では、感染者数は低位が続いていますが、引き続き一人ひとりが油断することなく感染症対策の継続をお願いします。また、国際連合は1948年世界人権宣言が採択された12月10日を「人権デー」と定めました。日本では、12月10日までの1週間を「人権週間」としています。人権とは、この世界に生を受けたすべての人に人間らしく幸せに生きていく権利があります。この権利を「人権」といいます。学校ではいじめが横行し、職場ではハラスメントが増えています。お互いが思いやりの気持ちを持ち、互いに助け合い支え合うことを考えましょう。

 昨日、立憲民主党の代表選が東京都内で投開票が行われ、決選投票の末、泉健太政調会長(47)が逢坂誠二元政調会長(62)を破り、新代表に選出されました。新代表として泉氏は、“国民の目線で国民中心の政治を進めていく”と述べました。昨年の合流の際、旧国民民主党政調会長として党の綱領づくりに携わり、衆議院選挙敗北を経た今回の代表選では、「お互いさまに支え合う社会」から「普通の安心が得られる社会」への転換を主張して臨み、外交・安全保障や原発エネルギー政策でも現実的な政策提案路線を主張してきました。栃木県内の立民関係者は、泉代表の推薦人でもある福田、藤岡衆議院議員や松井県議、加藤県議、小池県議から祝福と期待の声が、寄せられました。7カ月後に迫る参院選で、野党第1党として与党といかに対峙するのか、いかに有権者の支持を高めるのか、態勢づくりが急がれると考えています。

第49回衆議院選挙を総括するのは時期尚早ですが、立憲民主党は小選挙区では善戦したものの、比例で大きく取りこぼしたことが敗北の要因となったことは事実であり、野党調整による一本化の効果はあったというのが大方の見方となっています。小選挙区で善戦し数を残したということは、議員個人としてみたときに魅力のある議員も多いということも確認できました。比例で落としたことを考えると、政党として信頼を失われていると考えるべきで、なぜ信頼が失われたのか考える必要があります。次期参議院議員選に向けては、早々の修正が必要不可欠です。

連合芳野会長からは、新代表に対しては、しっかりコミュニケーションを取り、連合の考え方に理解いただき、来夏の参院選に関しては、立憲民主党、国民民主党、連合が協力し合って戦える関係をつくりたい、両党の合流を今後も求めていきたいと主張をしています。

来夏の参議院選には、連合構成組織から9名の候補者が出馬を予定しています。勿論全員の必勝を目指して取り組んでいくことになります。私たち連合は、政治活動の基本として「働くことを軸とする安心社会-まもる・つなぐ・つくりだす」の実現に向けて、目的を共有する立憲民主党、国民民主党、連合栃木議員懇談会・議員と協力関係を重視し、政治活動を推進してまいります。各構成組織、地域協議会の皆様のご支援とご協力をお願いします。