「with」コロナの働き方について

 栃木県足利市両崖山の山林火災に関し、現在のところ人的被害はありませんが207世帯に避難勧告が発令されました。避難されている皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い鎮火を祈るばかりです。また、隣県や各地域から消火活動に協力いただいている皆様に感謝申し上げます。

 さて、「ウイズ・コロナ」と呼ばれる時代になり、働き方に大きな変化がみられています。「在宅勤務」「テレワーク」などの活用は、これまで、一部の業種・企業あるいは職種では導入がされてきたものの、普通の働き方として広く定着したといえるほどではありませんでした。しかし、今回、この新型コロナウイルス感染症拡大防止の一つの施策とされたことにより、このような「働き方」が拡大、定着し、今後当たり前の「制度」となっていくことが予想されます。ここで導入に際し、現在の問題課題についてアンケート結果を確認してみました。

【連合が2020年6月5日~6月9日にインターネットにより行った全国1000サンプル「テレワークに関する調査2020」結果から】
今回の調査では、テレワークにより通常勤務よりも長時間労働になったと回答した人の割合が半数超 (51.5%)でした。ただし、回答者の 8 割以上が今後もテレワークを継続したいと答えています。つまり、今般のテレワークは、緊急導入による準備不足で通常どおりに仕事が回らず、長時間労働になりがちだったという課題が浮き彫りになったものの、通勤時間の減少等を始め、テレワークのメリットを多数の人が実感した機会だったといえます。今後は感染予防対策だけでなく、新しい働き方への転換を見据え、テレワークをメインとする体制を展望していく必要があります。そのためには、セキュリティ対策や通信環境の充実、自宅の環境整備の費用補助、紙文化のワークフローの見直しなど、今般のテレワークで浮かび上がってきた課題を洗い出し、労使でそれらの解消を急ぐことが不可欠です。また、今後は一つの企業に定時に出社し、まとまった連続時間で働くことを前提とした現行の労働時間規制は見直していく必要もあります。テレワークが急速に普及する中で、厳格な時間管理は現実的なのか、どの程度自律的な働き方を許容し、短期的に成果が出にくい業務に対しては評価をどの程度猶予すべきか、仕事と生活の線引きをどう担保するか等を労使で話し合っていくことも重要です。働く側も、時間管理や健康確保は労働者自身で行っていく時代になることを見据えた意識改革が望まれます。

また、新たな「在宅勤務」「テレワーク」などを含めた働き方が拡大していくなかで、働く者の心身の健康維持の視点から課題として、「勤務時間とそれ以外の時間の区別がつけづらい」(44.9%)が最も高く、オンとオフの区別をつけることの難しさを実感している人が多いようです。以降、「運動不足になる」(38.8%)、「上司、同僚とのコミュニケーションが不足する」(37.6%)、「業務の効率が低下する」(20.3%)、「適正な評価が行われるのか不安」(16.6%)が続きました。このようにテレワークにより、強いストレスを感じている労働者が多いことが判ります。

これらの対処法として、規則正しい生活を心がけることが必要です。生活リズムが不規則になると、就寝時間が遅くなるなど体内時計が狂い、睡眠の質が低下したり、心身の不調を引き起こしたりする原因になるそうです。そこで推奨したいのは「早起き早寝」習慣で、休日の寝溜めによってリズムが崩れることも多いため、仕事や予定の有無にかかわらず毎朝決まった時間に起きることで、規則正しい生活習慣を維持できる。また、運動は、科学的にも証明されている効果的なストレス解消法である。ただ、コロナ禍においては、これまでのように外で思うように運動できず、ストレスを溜めてしまいやすい状況となっている。ランニングなどの代わりに、家の掃除をする・模様替えをするなど、身体を動かすような作業をしてみるとよいようです。

 2月8日に栃木県に発出していた緊急事態宣言が解除され、引き続き不要不急の外出自粛要請はあるものの、もうすぐ2週間が経過しようとしています。自粛生活が続く中で、食習慣や運動習慣、睡眠時間が変化した方も多いと思います。バランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠は免疫機能の向上だけでなく、気持ちを落ち着かせる効果もあります。少しずつ暖かくなってきました。気分転換に時間を見つけて、ウォーキングなどしてみてはいかがでしょうか。歩いていると新しい発見があり楽しいですよ。