立憲民主党栃木県総支部連合会設立について


9月27日、立憲民主党栃木県総支部連合会設立大会が開催され、〈「一強独裁政治」「忖度政治」「弱肉強食政治」など国民不在の政治によって、国民・県民は置き去りにされた。今こそ、行き過ぎた自己責任論の社会から脱却し、分かち合う社会の実現のため立ち上がるときです。本日私たちは、立憲民主党栃木県総支部連合会を設立します。〉とした設立宣言が採択され、代表は引き続き「福田昭夫」衆議院議員が選出。規約、役員、2020年活動計画、衆議院議員公認内定候補選出及び選挙必勝決議についてそれぞれ満場一致で確認され、新しい立憲民主党栃木県総支部連合会が名実共に設立されました。福田昭夫代表は、安倍政権で格差が広がったと述べ、コロナ禍に於いて今こそ消費税を下げるべきである。やっと発射台が出来た、選挙に勝ち政権を取り国民に政治を取り戻すと力強く挨拶されました。

私も冒頭に来賓として挨拶させて頂きましたが、連合は、共有する理念として「一人一人の命と暮らしを守る」共に繋がり支え合う持続可能な社会を目指しています。働く者・生活者の立場を理解して取り組んでいただきたい。また、来るべき第49回衆議院議員選挙に向けて、本部で行われた中央委員会で、取り組み方針が確認され、すでに推薦決定している4名の候補者の必勝に向けて臨戦態勢に入ったことをお伝えし、今回合流に至らなかった皆様との引き続きの連携を切にお願いさせていただきました。

立憲民主党本部から江田憲治代表代行が来賓として参加され、「菅政権の実状と立憲民主党の目指す新しい社会」と題し、記念講演を行いました。その中身については、以下の通りです。

新しい立憲民主党に、皆さんと共に魂を入れていかなければなりません。それは政権構想をしっかり打ち出していくアフターコロナ後の看板政策を打ち出すことです。政権交代を目指せる政策、経済政策をしっかり打ち出す、枝野ミクスである。1点目は、昨年の10月に消費増税が行われ、家計に大きな影響を与え、そのうえに今回のコロナで、国民の多くは大きなダメージを受けている。消費が落ちている皆さんの財布のひもを緩めなければなりません。基礎体力を回復させるために当面の手当てとして、消費税を下げる。期間を決めて所得税をゼロにする。定額給付金をもう一度行う。

2点目は、当面の対策コロナ後の経済社会ビジョンを打ち出す。明治維新では、中央集権を取り入れ大きな成果があり、欧米に追い付け追い越せの政策を実行した結果、今の日本は、成熟社会となり伸び悩んでいる状態で、それが少子高齢化につながった。立憲民主党は、分散分権型社会を目指していく。地域で小規模な水力、風力、太陽光を創設し、地域おこしとして地域ネットワークを充実させ、地域住民と病院介護を一体的につないでいくことが必要です。農業では、各地域で様々な農産物があるので、ブランドを創りブランド力を高めていくことが重要。地方分権と叫ばれて久しいが、自民党政権で全く進まなかった。ネットワークを活かし、地方分散型社会を構築する。中央では、宇都宮のことは判らない。

現在の菅政権について、今は、ご祝儀相場でメディアが取り上げ、ワイドショウでも持ち上げられ支持率は上がっていますが、現在国難といわれるときに国会が開かれていない、6月中旬から3か月が経過し、未だに開かれない。安倍政権では、森友・加計問題などのスキャンダルから逃げて、菅政権では政策論争から逃げている。国会の開会は内閣に権限があるので私たち野党がいくら頑張っても開かれない状況です。しかし、菅政権を全く怖がる必要はありません。政策論争は弱いので国会しっかり戦い、勝てば支持率もこのままでは済まない。

立憲民主党が栃木で立ち上がりましたが、栃木の地でしっかり地に足を付けて取り組んでいただきたい。そして今日お集りの皆様には、更なるご支援とご協力をお願いしたい。

立憲民主党江田憲司代表代行から、力強いそして判り易い講演をいただき、今後の立憲民主党に手応えを感じた方も多かったのではないでしょうか。今回の合流で、ご尽力いただいた多くの関係者に改めて敬意と感謝を申し上げます。私たち連合は、いのちと暮らしを守る新しい標準を追求するために、立憲民主党栃木県総支部連合会と引き続き連携し取り組んでまいります。皆様のご支援よろしくお願いします。