立憲民主党・国民民主党の合流について

7月は、雨が降らなかった日が2日しか無かったとのことです。随分前のように感じますが、7月の長雨は豪雨災害となり、九州地方・岐阜・長野県に甚大な被害をもたらしました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された組合員をはじめ、すべての皆様にお見舞いを申し上げます。連合栃木では、被災された皆様の為に見舞金を受け付けています。ご支援ご協力をお願い申し上げます。

この7月豪雨では、人的被害や作物被害など多方面におよび、現在野菜の値段が急騰しているのはこのためです。更に梅雨明けと同時に8月になり猛暑が続いています。皆様にはお体ご自愛いただきたいと願うばかりです。もう一つ心配は、コロナの影響でマスク着用をしていますので、熱中症が増えています。こまめな水分補給と健康管理に心がけるようにお願いします。

さて、立憲民主党・国民民主党の合流についてですが、一昨日国民民主党は、両院議員総会を開き立憲民主党との合流新党を決定する方針を賛成多数で了承しました。9月には合流新党が結成される見込みとなりました。この新党は、立憲民主党(89人)、国民民主党(62人)、無所属議員(20人)の140人を超える野党第一党となることが確実視されています。連合は、「連合の求める政治」の中で、「与野党が互いに政策で切磋琢磨する政治体制の確立が重要であると考える。そのため、政権交代可能な二大政党的体制をめざす。」と謳っており2017年10月の民進党分裂以来、体制が整うことになります。しかし気になる動きもあり、まだ決定ではありませんが、国民民主党の玉木代表は新党に合流しないということです。「改革中道、反対ではない提案型の政党が必要だ(玉木代表)」反対するつもりはありません。しかし、であるならば自ら大きな塊の中で主張することもできるのではないか残念です。今、国難ともいえるコロナ禍の中で、明確な対応策が示されないばかりかGOTOキャンペーンの対応を見ても政府見解が2転3転するなど、今の政権与党に任せていて大丈夫なのだろうか、不安が増大しているのではないでしょうか。更に森友・加計学園問題、IR、献金問題など数えたらきりがないほど次から次へと明らかになり、森友・加計学園問題では、不正が行われ、うその上塗りで、尊い命を自ら断った痛ましい事件が発生していることや、IR問題では、現職国会議員が3回逮捕と前代未聞の事態を招いています。多くの国民は、今の政権与党に「NO」を突きつけたいと思っているのではないでしょうか?やっと対峙できる塊が出来ようとしています。歓迎し、中央が一つになろうとしているのですから、栃木県も一日も早い合流ができるよう連合も支援してまいりたいと考えています。

合流という表現ですが、もともと民主党、民進党だったのですから元に戻るという表現もあるのではないかと考えますが、合流を辞書で調べると①別々に行動していた人・集団・党派などが一つになること。②二つ以上の川の流れが合わさって一つになること。一つ目は、そのままの意味ですが、川に例えると、川というのは、緩やかな淀みもあれば、急流や激流もあります。大雨が降れば氾濫・決壊など想定しなければなりません。平時では考えられない状況も待ち受けているかと思います。私たちは、新たな政党とともに“働くことを軸とする安心社会”を目指し、引き続き連携し運動を展開してまいりたいと考えています。引き続きのご支援よろしくお願いします。