九州豪雨について

梅雨らしいと言ったらよいのでしょうか毎日雨が降り、じめじめした陽気が続いています。我が家には、庭の片隅に“猫の額”ほどの小さな花壇のような畑があります。今年は、キュウリ、ピーマン、ナス、などを植えました。キュウリはみるみる大きくなり、ほとんど毎日収穫し食卓に並びます。ナスはぼちぼちこれからかな、ピーマンなどはキュウリの勢いに負けて覆いかぶさられ、まだ収穫できていません。植え方も収穫に影響するんですね。今年は、コロナの関係で、自宅で過ごすことが多く、自分で土を耕し手入れをしてきましたので、愛着が湧くというか、自分で作ったキュウリは、とても美味しいです。特に採りたては、新鮮で歯応えがいいですね!ビールのつまみに最高です。皆さんも家庭菜園、取り組んでみてはいかがでしょうか?

さて、九州7県と岐阜、長野県では、活発な梅雨前線の影響により猛烈な雨が降り続き、8日の状況ですが、9県の59河川で氾濫し、57名もの尊い命が奪われ、心肺停止4名、12名が行方不明、避難指示対象は、約87万6千人に及んでいますが、今後も前線の動きによっては引き続きの警戒が必要です。犠牲になられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。関係皆様につきましては、自分の命を守る早めの行動をお願いします。
昨年10月には、栃木県に台風19号が接近し、河川が氾濫し、各地で甚大な被害をもたらしました。連合栃木は、直ちに「連合栃木災害対策本部」を立ち上げ、情報の収集、ボランティアの派遣を行いました。私もボランティアに参加し、宇都宮市内で浸水被災に遭われた家財の運び出し、泥出しなどをメンバーとともに携わらせていただきました。その時に、被災された方々が口にしていたのは、“まさかここまで水が来ると思っていなかった、あっという間に水かさが増し間に合わなかった”とおっしゃっていました。今、各地で想像を超えた災害が起きています。100年に一度など、「想定外」とよく言われますが、これから起きる想像を超えた自然災害には、対応可能な整備が必要なのではないでしょうか?今回の球磨川の氾濫では、防災対策でダム建設を進めるべきだったという話が出ました。ある一方で筑後川の氾濫では、上流のダムが決壊の危険があり放流し下流で決壊が起きてしまった。どちらが正しいとは言いませんが、対応可能な整備には、限界があることも事実ですし、どこまでという問題もあります。今回連合栃木では、栃木県に対し6月22日に「県施策に関する政策制度要求と提言」を行いました。その中で“くらしの安心・防災、減災”自然災害について提言をさせていただいたところですが、今後回答をいただきしっかり自然災害について議論を交わしてまいりたいと考えています。

もうひとつは、今回の九州地方・岐阜長野の災害でも、ボランティア活動が進められると思いますが、合わせて考えなくてはならないのがコロナウイルス感染症の対策です。これまで以上の対応が必要となりますので、関係者のご苦労に敬意を申し上げます。一日も早い復興をご祈念し、連合栃木としましては、できる限りの支援を検討してまいります。具体的な対応は、機関会議で展開してまいりますので、各構成組織・地域協議会皆様の絶大なご支援、ご協力をお願い申し上げます。