今日は電気自動車の日

4月14日に新型コロナウイルス特別措置法に基づき47都道府県に発令された緊急事態宣言が、栃木県を含む39県で解除されました。他の地域に於いても解除に向けた動きがある昨今であり、連合栃木として、組合員とすべての働く仲間の命を守ることを最優先に、雇用の維持、拡大を考えていかなければなりません。その上で停滞した経済の動きをそろそろ始めなければならないと言う事も念頭に置きながら、活動を進めていきたいと考えています。引き続きご支援とご協力よろしくお願いします。

さて、少しコロナから離れて、今日は“電気自動車の日”です。私が電気自動車に乗っているからと言う事ではありませんが、1917(大正6)年に「日本電池株式会社」が創業され、同社の創業者のひとりである島津源蔵氏がアメリカから電気自動車を輸入。その「デトロイト号」を、日本電池株式会社の後身会社となった株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーションが、約90年ぶりに復活させたのが2009(平成21)年5月20日だったことにちなんで、同社が記念日に制定したそうです。そんな昔に電気自動車があったと言う事自体信じられないという人は多いと思いますが、実はその歴史は古く、ガソリン自動車よりも前、1839年に初めての電気自動車はこの世に誕生しました。しかし、当時この段階では実用に至る電気自動車を作る技術はなく、普及には至りませんでした。1900年頃には蒸気・ガソリン・電気と3つの動力源の車が普及していましたが、この頃全世界の自動車の40%を電気自動車が占め、ニューヨークのタクシーはすべて電気自動車と言われる時代がありました。しかし、1904年にフランスのガソリン車ダラクが時速100マイル(168.2km/h)の壁を突破したことをきっかけとして、ガソリン車の優位性が鮮明になっていきました。ガソリン車はその仕組みや課題でもあった点火装置などの改良が次々と行われていきましたが、電気自動車に関しては化石燃料を使わないことから、モーターやバッテリーの開発に資金が付かなかったため進歩することがありませんでした。この様な歴史を踏まえ、今100年の時を経て技術の進歩と共に問題課題を克服し普及してきていますが、さらに普及を進めるためにはリチウムイオン電池の低価格化と走行距離の延伸そして、インフラの整備が必要です。

連合は「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて取り組んでいます。今回は、電気自動車について触れましたが、地球温暖化、環境問題の取り組みなどを考えたときに、「目標 7 :手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」「目標 13: 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る」これらの目標を達成するためには、政府や企業などの枠を超えて広く連携する必要があり、連合栃木としては一人一人が意識して取り組めるように、情報発信力をさらに高め進めていきたいと考えます。

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