3月11日、今日は東日本大震災から9年目となります。連合は、9年前のあの日あの時を忘れてはいけない!風化させない!そのために「絆」フォーラムを開催してまいりました。私は、3月6日に「Fukushima50」の映画を見てまいりました。映画そのものの臨場感あふれる迫力は勿論ですが、あの時F1(福島第1発電所)で何があったのか?東京電力の社員の皆様をはじめ、協力会社の皆様など、日本のために命懸けで戦ってくれた人がいたことを映画を通して改めて知ることができました。ぜひ皆様にも見ていただきたいのですが、現在はコロナの問題があり、閉館も余儀なくされる状況ですのでご承知ください。東北3県では、9年前から比較すると34万人の人口流出があったといわれています。また、住宅地、商業施設のかさ上げや、防潮堤の増設など復興が進んだといわれていますが、現地の被災者からは「いくら物的な復元や、新たな施設が造られても、いつまで、どこまでやれば復興が終わるのか先が見えない。心の復興も必要で他人から復興について言われたくない」と朝の報道番組で言っていたのが印象的でした。終わりは見えないかもしれませんが、心のケアも含めて前に進めていかなければならないと感じています。
政府は昨日午前の閣議で、新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象とする改正案を決定した。11日に衆院内閣委員会で審議入りし、13日の参院本会議で成立する見通しとなりました。成立後の緊急事態宣言で可能となる措置として、
①仕事や食べ物の買い出しなど必要な場合を除く外出自粛の要請 ②学校や保育所の使用制限・停止の要請・指示 ③多くの人が集まる施設の使用、イベント開催の制限・停止の要請・指示 ④医薬品や食品の生産・販売・輸送業者らへの売り渡し要請・収用 ⑤鉄道や日本郵便への緊急物資の運送要請 ⑥臨時の医療施設の開設、土地・家屋の使用などである。
新型コロナウイルスの感染者数は、11日現在も国内、国外共に増え続けており、終息が見えない状況となっています。そのような中で私たち労働組合は2020春闘に取り組んでいますが、足元の動向を含めて景況感は必ずしも良いものがある訳ではありません。新型コロナウイルスの影響はどう及ぶのか懸念されますが、この20年来のデフレ的状況の中で平均賃金が下がってしまっていますので、「底上げ」「格差是正」「底支え」にしっかり取り組んで行かなければなりませんし、危機感を持って分配構造の転換をはかっていくということを重視してまいります。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、栃木県内でも2人目の感染者が確認されました。政府の専門家会議副座長の尾身茂(おみしげる)自治医大名誉教授は7日までに、下野新聞社の取材に応じ、ウイルスの特徴などを理解することや、不要不急な外出を避けるなど個人個人の行動が重要だとの考えを強調しました。
今回の新型コロナウイルスは、先にも述べたように終息が見えない、現状でも国内外に多大な影響を与えておりこれ以上感染者を増やさない取り組みが急務です。政府は昨日、これまで2週間の自粛要請を行ってまいりましたが、さらに3月20日まで、引き続き不要不急の外出は避けるように継続自粛要請がありました。
連合栃木の今後の会議を含めた活動、イベントに何らかの影響があると考えていますが、必要な情報を発信してまいりますのでよろしくお願いします。また、先の栃木県での2例目でのコロナウイルス発症について、様々な風評被害が起きています。3.11の時も栃木県に於いて農産物に対し風評被害があり、農家の皆様は死活問題となったことは記憶に新しいと思います。様々な情報が流されていますが、その中にはデマもありますので、受け止める側として良識ある判断と行動をお願いします。